冬の黒滝へ|撮影の背景とテーマ
撮影地・三木市「黒滝」の魅力
冬の澄んだ空気の中、ソニーα7Vを片手に三木市の黒滝へ足を運びました。
黒滝とは美嚢川を流れ落ちる滝で、落差4メートル、幅30メートルにもわたります。
雄滝、雌滝の2段に流れ、「三木のナイアガラ」と呼ばれています。
冬の寒波などで氷点下が続くと、氷爆を見ることができるみたいです。
今回のテーマはHDR撮影
ソニーα7Vを使い、露出の異なる4枚の写真をHDR合成することで、肉眼に近い、広いダイナミックレンジを持つ一枚を作成していきます。
※専用ソフト「Imaging Edge Desktop」を使用して合成します。
HDR撮影とは端的に言うと、「白飛び」と「黒つぶれ」を同時に防ぎ、より多くの階調を一枚に収めるための強力な手法です。
この記事では、撮影時の設定や露出の違い、HDR合成のプロセス、そして完成した写真の仕上がりを紹介するとともに、合成することでどこまでダイナミックレンジを拡大できるのかを検証します。
使用機材と撮影設定
使用カメラ|SONY α7V
使用レンズ|FE 24-70mm F2.8 GMⅡ
HDR撮影設定|
Dレンジ:オート
露出:±0.0EV
撮影枚数:4枚
HDR撮影作例
「道の駅よかわ」から黒滝へ向かう道中での一枚。
ちょうど日の出のタイミングだったので明暗差があるので、HDR撮影の効果があると思いきや、、




4枚撮影のため、露出アンダー、オーバーが一枚ずつと適正露出2枚になります。
この4枚を「Imaging Edge Desktop」を使用して合成すると

ほとんど違いが分かりませんね。
シチュエーションにもよるのかもしれないので、次へ。
同じく道中での一枚。





こちらもほとんど違いが分かりません。
次は黒滝の写真。
日の出後約1時間後となります。




これが

空の部分に違いが出てます。
明暗差はあまりないと思うのですが、先程の道中に比べて効果が出てきました。
お次は対岸からの一枚。




これが

これも空の階調がしっかりでてますね。
ただ、シャッタースピードが遅いため、一枚一枚がブレてしまっています。
そもそも複数枚を連射しそれを合成するという時点で、動体向けではないとは思いますが、一つの参考として御覧ください。
お次はシャッタースピード優先で撮っていきます。




シャッタースピード変わってるんですが仕様ですかね、、??

こちらも空の部分が分かりやすく違いあり。
ちなみにシャッタースピードについて公式曰く、
「[HDR用撮影]使用時は、シャッタースピードを1/30秒より遅くすることはできません。」
とのこと。
シャッタースピードが変わることについての記述はありませんでした。
露出アンダーについては、SS優先でもF値が固定されるみたいで、ISOも下限値になっているため、SSを上げざるを得ないというのは理解できます。
しかし露出オーバーについては、F値を固定したのち、SSを設定上限の1/30まで上げ、それでも露出が足りないのでISOを上げている。
といった仕様になっていると思われます。
お次もシャッタースピード優先で撮影。




シャッタースピードはこちらも変化してますね。

こちらも空の部分が分かりやすいですね。
結果
今回の検証では「HDR用撮影設定」を「AUTO」にすると、道中の夜明けのような明暗差のある場合ではあまり効果がなく、日の出後の滝では空の部分の階調が出ていたりと、意外な結果となりました。
また、シャッタースピード優先モードで撮影したとしてもシャッタースピードは変化してしまうため、動体撮影にはあまり向いていないと思われます。
また、「HDR用撮影設定」のDレンジでダイナミックレンジを広げる倍率を設定できます([AUTO]/[Lv1]/[Lv2]/[Lv3])。
HDRの効果を高めたければLvを上げると良いのかもしれません。
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