今回購入したのは、LAOWA(Venus Optics)の新製品「Aksen 45mm f/2.8 1-5x Ultra Macro APO」。
1倍〜5倍まで無段階で撮影倍率を変更できるという、これまでの「マクロレンズ」の常識を覆すような一本です。
見たことのない世界を見てみたいという思いがあり、また1倍〜5倍という倍率を1本でカバーできることに魅力を感じ、今回購入しました。
ソニー純正だと、2xテレコンを駆使して最大2.8倍まで、しかも20万円を超えてきます。
(※2026年8月19日現在、Sony FE 100mm F2.8 Macro GM OSSは本体199,500円、SEL20TCは73,700円なので、組み合わせると273,200円になります。)
それに対してAksen 1-5xは、その約半額(購入時で$749)で5倍マクロを実現する、良コスパ超マクロレンズです。
(もちろんソニー純正はAF対応・遠景撮影も可能な万能設計、Aksen 1-5xは完全マニュアル・固定焦点距離の超拡大特化設計と、両者はそもそもの立ち位置が異なる点は補足しておきます)
なお、このAksenシリーズはTIPA 2026およびCine Gear Expo 2026 Camera Technology Awardを受賞しているとのことで、単なる話題性だけでなく、業界からも技術的な評価を得ているレンズのようです。
あわせて、ピント合わせに必須と言われるマクロフォーカシングレール「Leofoto MP200S」も同時に購入しています。
この記事では開封の様子をお届けし、次回の記事で実写インプレッションをまとめる予定です。
(※画像のカメラマウントはソニーEマウント版のものです)
購入〜到着まで:直販だとどれくらいで届く?
今回は国内の代理店や通販サイトではなく、Laowa公式サイトから直接購入しました。海外から個人輸入する形になるため、「注文してからどれくらいで届くのか」が気になっている方もいるのではないでしょうか。
Laowa公式は「注文から3週間程度」を納期の目安として案内しているようです。
2026年8月9日の注文から発送まで8日、発送から日本到着まで1日、計9日で到着しました。
実際の配送履歴がこちらです。

香港での発送処理から、日本国内の施設に到着するまでおよそ約17時間。
香港空港(Chek Lap Kok)を経由していることから、おそらく航空便での輸送だと思われます。
直販だったので、届くまで時間がかかるのでは?というイメージがあったのですが、公式が想定している納期よりも実際はかなり早かったという結果になりました。
※今回の注文ではこのような配送速度でした。時期や配送業者、通関状況によって変わる可能性があります。
注意点
Lauwaの直販サイトから購入する際に、お届け先の住所「Shipping address」を日本語で記入してしまったため、後日英語で記入してくださいという旨のメールが送られてきました。
これがなければもう少し早く到着していたかもしれません。
注文時は英語で記入するようご注意ください。
開封
パッケージ、外観


同梱物は以下の通りです。
- レンズ本体
- 筒状のはめ込み式レンズキャップ
- 保証書等の書類
※レンズフードは付属していません。
レンズ本体の外観


鏡筒は金属製で、見た目・質感ともにしっかりとした剛性感があります。
ズームリング(倍率変更用)と絞りリングがそれぞれ独立しており、倍率の目盛りがリング上にはっきりと刻まれているので、現在何倍で撮影しているのかが一目でわかるようになっています。
絞りリングはクリック式で、f/2.8・f/4・f/5.6・f/8・f/11と1段刻みで動きます。
また注意点として、前玉にフィルターネジが一切切られていません。
付属のレンズキャップも、ネジ込み式ではなく、上からすっぽりと被せるだけの筒状のキャップでした。

近接マクロレンズなだけあって、必然的に被写体と距離が近くなるので、保護フィルターをつけたかったのですが、着けることができませんでした😖
主要スペック
| 正式名称 | Aksen 45mm F2.8 1-5x Ultra Macro APO |
| 最大撮影倍率 | 1-5x(無段階) |
| 焦点距離 | 45mm |
| 絞り値 | f/2.8〜f/11(11枚羽根) |
| レンズ構成 | 9群13枚(ED3枚、UHR4枚) |
| 最短撮影距離 | 41.35mm |
| 手ブレ補正・AF | なし(完全マニュアル) |
| 前玉フィルター径 | Φ56mm(フィルターネジはない) |
| 重量 | 599g |
| 対応マウント | Sony E, Nikon Z, Canon RF, L mount, Nikon F, Canon EF, Fuji X, MFT |
完全マニュアルレンズのため電子接点はなく、Exif情報にレンズ名や絞り値は記録されません。この点はAFレンズに慣れていると少し戸惑うポイントかもしれません。
使ってみて早くも気づいたこと:無限遠は撮れない
このレンズ最大の特徴であり、注意点でもあるのが「ワーキングディスタンスが固定」だということです。
一般的なレンズのようにフォーカスリングを回してピントを合わせるのではなく、被写体とレンズの物理的な距離(約41mm)そのものが固定のピント位置になっています。
また、倍率を変更してもピント位置が大きくズレないため、倍率変更のたびに大きくピントを合わせ直す必要がない、”パーフォーカル“設計となっています。
裏を返すと、遠くのものにはまったくピントが合いません。試しに部屋の中を撮影してみたのがこちらです。

見事に全面ボケです。スナップや遠景撮影用途には一切使えず、あくまで「目の前41mmの被写体を超拡大するための専用レンズ」と割り切る必要があります。
そしてこの特性上、ピントを合わせるにはカメラごと(あるいは被写体を)前後に動かすしかありません。
手持ちでピントを合わせるにはかなりの慣れば必要になると感じました。
そのためマクロ初心者は次に紹介するマクロフォーカシングレールがあればかなり幸せになれるかと思います。
Macro Focusing Rail(Leofoto MP200S)も同時開封
パッケージ、外観


黒を基調とした段ボール箱で届きました。
中身は以下の通りです。

- レール本体
- アルカスイス互換プレート
- ユーザーマニュアルと
- 3/8-1/4変換ネジ
- 収納袋
- 防カビチップ
側面にはアルカスイス互換の溝が掘られており、レール単体でアルカスイス互換対応の雲台に取付が可能です。


レールのハンドルを回すことで、カメラ位置をミリ単位・サブミリ単位で微調整でき、Aksen 1-5xのようなシビアなピント合わせが要求されるレンズとは、まさにセットで使うことが前提の組み合わせだと感じました。
開封時点での所感
- 質感・剛性感は価格以上にしっかりしている
- フィルターネジなし・レンズフードなしなど、割り切った設計思想がはっきり見える
- レンズ単体で手持ち撮影するのはかなり難しく、三脚とマクロフォーカシングレールを組み合わせた撮影が現実的
- 直販購入でも到着はかなり速い(今回は正味1日強)
次回の実写記事では、実際にこのレンズとマクロフォーカシングレールを組み合わせてピントを合わせるコツや、被写体別の撮影結果をレポートする予定です。お楽しみに。

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